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2025.04.19
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アーマードバトル「プレート・アズ・プルーフ」とは、どんなルール?
⚔️アーマードバトル「プレート・アズ・プルーフ」ルールとは?⚔️
「ハニシュフェヒテン(Harnischfechten)」の試合で用いられるルールセットの一つで、中世当時の騎士の実戦テクニックにおいてより近い戦い方ができるルールです。
「ハニシュフェヒテン」は、ドイツ語で「甲冑戦闘」を意味し、中世後期(14〜15世紀)に実際に行われていた、鎧を着用して戦うための武術体系です。特に、ヨハネス・リヒテナウアー(Johannes Liechtenauer)の流派を中心に伝承されているものです。
【ルール説明】
アーマードバトルでは14、15世紀の鎧のみ使用できます。
「プレート・アズ・プルーフ」ルールでは、装甲部分「以外」に対する攻撃のみ有効となります。
例として、この3種類の鎧では、どこが有効ポイントになるのか見ていきましょう。
(左から和甲冑、プレートアーマー、コート・オブ・プレート+チェインメイル)
(1)
赤と緑で色分けした部分が有効エリアです。
赤は片手武器、両手武器の斬撃と刺突が有効。
緑はチェインで覆われた部分です。この部分は両手持ちの武器で刺突した時のみ有効打となります。
(2)
どの鎧も脇の下には隙間がありますが、チェインメイルを着ることで防御力が上がります。
(3)
チェインメイルで覆われた部分は両手で持った武器で突くか、可能なら「めくって」攻撃すれば有効打となります。
<基本的な特徴>
・実戦的な目的:戦場や決闘での生死を分ける戦いを前提にした技術。
・鎧の防御力を前提:全身を守る鋼鉄の甲冑を着ているため、通常の斬撃は効果がない。装甲のない鎧の隙間や関節を狙って攻撃。
🛡️ 主なテクニック
・突き(Stich)
特に鎧の隙間(目、首、腋、股など)を狙う。
両手で剣を握り、柄の部分(Halbschwert)を持って正確に突く。
・ハーフソード(Halbschwert)
片手で剣の刃部分を握り、もう片方の手で柄を操作する。
精密な突きやコントロールに有利。
・投げ技・レスリング(Ringen im Harnisch)
剣を使った操作だけでなく、組み打ちによって地面に倒し、止めを刺す(地上戦=グラウンドファイティング)。
X 禁止事項
・関節技は禁止
・鎧で覆われていない箇所を、故意に強打すること
・地面に倒れた相手を蹴ること
このような基本ルールを知っていると、試合をより楽しく観戦できるでしょう。