NEWSお知らせ

2020.04.27

NEWS

お知らせ

オンライン講座:『乙女戦争』の時代背景について~中世の終わりを象徴するフス戦争

『乙女戦争』の時代背景について~中世の終わりを象徴するフス戦争

 

緊急事態宣言で、ティンタジェルがスクールをクローズせざるを得なくなり、オンラインで講座をやってみようということになりました。その時頭に浮かんだのが大西先生でした。これまで長い間ジャパン・アーマードバトル・リーグのスポンサーとしてアーマードバトルを支えて下さった漫画家大西巷一先生に、何か歴史関連のレクチャーをしていただけないだろうかとお声をかけたところ、ティンタジェル のお役に立てるなら、と快く引き受けれて下さいました。

いただいた講座のタイトルは『乙女戦争』の時代背景について~中世の終わりを象徴するフス戦争でした。水車の役割を視点とした、中世のヨーロッパの経済と歴史の発展というとても興味深いお話でした。

とても面白いお話でしたので、メモ書きを纏めてみました。

水車といえば小麦粉…という発想しかなかったのですが、水車の発達によって高炉の火力を高めることができるようになり、鉄を溶かし鎧や大砲を大量に作れるようになった。

また水車は物作りに大活躍し動力革命を起こした。様々な製品の生産量が上がって、取引が活発になり貨幣経済が発達、ビジネスが発達し都市が出来てくる。

土地より金の力が増し、騎士や貴族より都市の力が増してきた。そのため国王は都市と同盟を結ぶようになった。

中世の産業は農業と牧畜であり、自然に左右されていたため神頼みの産業であった。それゆえキリスト教が力を持っていた。しかし、動力革命により、人の知恵や工夫で豊かさがまし、人の感性や論理的な考え方が出てきた。教育の大切さも認識されてきた。そしてしだいに人間中心の考え方ルネサンスへと移っていった。

『乙女戦争』の時代背景となっているフス戦争は、このような中世から近世へのはざまに起こった。フス派のヤン・フスは人間中心の考えで、市民への教育の大切さを説いていた。このような社会背景がありプラハ市民による戦いであったのだ。

フス戦争は銃を使った最初の戦争といわれており、時代は近世へと移っていきました。

これまで私が学んだ歴史の授業では水車を中心に考察した授業というのは覚えがなく、水車や風車が頃ほど中世の社会発展に貢献していたのか、と改めて気づかされたとても有意義な講座でした。

文責:キャッスル・ティンタジェル スタッフK